スペインドリル

テニスの練習方法の中に「スペインドリル」というメニューがあります。スペインドリルは、その名の通りスペインで生まれた練習方法で、ジュニア選手からツアーを回るプロ選手まで多くの選手が取り入れている練習メニューです。

スペインドリルでは以下のようなスキルを身につけることができます。

  • スイングスピードの向上
  • ボールに入るフットワーク
  • 力が入る打点の位置把握
  • 基礎体力の向上

ではスペインドリルについて解説していこうと思います。

1. スペインドリルは何のためにする?

スペインドリルは、海外のジュニア選手の基礎体力を向上を目的として考えられた練習方法です。身体の小さいジュニアは、大人と違ってパワーがないため身体の使い方を身につけるのが必要不可欠です。ラケットも、もともとは今よりもずっと重いラケットを扱っていたのもあり、力任せにプレーをすることはできませんでした。

そんな時に生まれたのがこのスペインドリルでした。

通常の手出しの球出しがメインになりますが、前後左右に動きながら打球するので、自ずとフットワークや打点の入り方などが身についてきます。

2. スペインドリルから得られるスキル

スペインドリルを取り入れる目的は、あくまでもテニスに必要な基礎体力の向上ですが、実は体力向上のほかにも得られる恩恵は大きいのです。

その恩恵であるスキルは大きく分けて以下の3点です。

  • スイングスピード
  • フットワーク
  • 打点の把握

2-1. スイングスピード

コーチが球出しをしてくれるボールは、基本的に手出しになります。ラケット出しのボールと違って勢いがないため、必然と打球して相手コートに収めるためには身体で生み出すエネルギーが必要になります。

手出しの勢いがないボールに力を伝えるには、ラケットのヘッドスピードを加速させる他ありません。スペインドリルを繰り返し行うことによって、このヘッドスピードを加速させる能力を身体に染み込ませることになるので、自ずとスイングスピードが速くなっていきます。

2-2. ボールに正確に入るフットワーク

コーチが手出しをしてくれるボールに対して、自分が一番ボールに力を伝えられる打点を見つける必要があります。しかし、打点を見つける以上に大切なことが、その打点の位置まで身体を運ぶことをしなければなりません。

手出しのボールだからこそ、大股に動くのではなく、大股→小股といったイメージで、打点に正確に入るための細かいステップを身につけます。練習でこの感覚ができていないと、試合ではもっとフットワークが酷くなってしまいます。

2-3. 力が入る打点の把握

スペインドリルを通して得られる恩恵として、自分の打点を正確に把握することができる点です。手出しのボールは、勢いがない反面ボールの軌道が一定です。そのためボールを打球する打点に関しては、常に一定になる傾向にあります。

球出しが下手くそでない限り、10球中7球~8球は常に同じ軌道・打点でボールを打球するように心がけます。同じ打点でボールを打つには、もちろん先ほどお伝えしたフットワークが必要になってきます。

3. スペインドリルの練習メニュー

ここからはスペインドリルの練習メニューについて3点ほどご紹介しておこうと思います。練習に入る前に気をつけたいポイントは以下の通りです。

  • ボールに対して必ず横向きを意識
  • オープンスタンスはNG
  • 身体を上に伸ばさない

3-1. 練習メニュー1: オフェンスとディフェンス(片サイド)

スペインドリル練習方法1

やり方
    1. 球出しする人はサービスラインとベースラインの真ん中。
    2. 配球は①と②に交互に出します。
    3. プレイヤーは横向きを維持したまま、前後移動をしてボールを打ち込む
    4. これを3回〜5回ほど繰り返します。

3-2. 練習メニュー2: 8の字(手出し)

スペインドリル練習方法3

やり方
    1. 球出しする人は、ベースラインとサービスラインの間。
    2. 配球は1〜2に出してあげます。
    3. プレイヤーは、球出しする人の位置を中心に8の字を描くように移動して打球をします。
    4. これを3回〜5回ほど繰り返します。

3-3. 練習メニュー3: 8の字(ラケット出し)

 スペインドリル練習方法2

やり方
    1. 球出しする人は、相手コートから。
    2. 配球は1〜4までの8の字を描くイメージで出します。
    3. プレイヤーは8の字を描くように移動して打球をします。
    4. これを3回〜5回ほど繰り返します。

4. まとめ

スペインドリルのやり方から注意点まで解説しました。

スペインドリルを通して得られる恩恵は、テニスで試合に勝つために必要な基礎体力を養うとても効率の良い練習方法になります。

部活やサークルなどのウォーミングアップなどで取り入れてみると、その日のパフォーマンスが一気に向上するのも間違いありません。スペインドリルを通して自分のプレーを微調整してもいいですね。

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