テニス ハイブリッドガットの3つのメリットと組み合わせ

テニスでボールを打球するために必要となるのがガット(ストリングス)です。

本来、ストリングスは1種類のものを張り、それぞれの特徴を最大限引き出すようにポンド調整やラケットとの相性を重視していきます。

今回は、ハイブリットガットに興味あるけど「実際どうなの?」ってところを詳しく解説しました。

ハイブリットガットとは

ハイブリッドとは、「異種のものを組み合わせたもの」という意味です。

ストリングにおけるハイブリッドは、1種類のストリングスのみでなく、2種類のストリングスを使用することを言います。

あるものとあるものを組み合わせて、新たなものを作り出すのは、世の中の生物学やIT方面でもよく使われていますが、テニスのガットの張り方でも同様です。

ハイブリッドにすることによって、今までにない打感を作り出すことができ、また、ストリングスの組み合わせは無数に存在しますので、より好みのガットを見つけることもできますね。

テニスラケットに張るハイブリッドの主流はポリガット×ナイロンガット(ナチュラルガット)となり、基本の組み合わせとなります。

プロテニスプレーヤーでも使用が急増してきた「ハイブリッド」には、多くのメリットがありますので、まずはハイブリットにするためのガットの種類と特徴についておさらいします。

それぞれのストリングスの特徴

  • ナチュラル柔らかい打感とケガ防止
  • ナイロンガットの構造によってさまざまな特徴があり、反発力に優れている
  • ポリ耐久性に優れていて、スピンをかけるのに適している


通常は、自身のプレースタイルに合わせて、ストリングスをこの
3種類の中から選んでいきますが、これらのガットのいずれかを組み合わせてガットを張り上げる【ハイブリット】という製法があります。

ハイブリッドにするメリットや、ストリングスの組み合わせごとの特徴についてお伝えしていきます。

ハイブリットガットの3つのメリット

ポリガットの特徴とナイロンガットの特徴は、まったく異なるため、2つのガットを組み合わせることで新たな打感を生み出すのがハイブリッド!

ナイロンだと飛びすぎてしまうし、ポリだと硬すぎる という方には非常におすすめとなります。

メリット①|それぞれのストリングスの欠点を補える

テニスのハイブリッドガットの最大のメリットは、それぞれのガットの特徴を生かしつつ、さらに、デメリットを補うことができる点です。

ポリガット

メリット耐久性に優れている スピンがかけやすい

デメリットボールが飛びにくい 打感が硬い

ナイロン(ナチュラル)

メリット簡単にボールが飛ぶ 打感が柔らかい

デメリット耐久性が劣る

 

ハイブリッドにすることによって、ポリの反発力がなく硬い打感をナイロンのメリットで補え、逆にナイロンの耐久性がないところをポリのメリットで補えてしまうのです。

例えば

現在ナイロンガットを使っているが、飛びすぎてコートに収まらなくなってきた という方や ポリガットを使っていて、肘が痛くなってきた という方はハイブリッドに変えることで悩みが解消されます。

メリット②|回転量アップ

テニスのレベルが上がってくると必要になってくるのがテニスボールに回転をかける技術です。

そんな時ポリガットを使用することで回転量を増やす手助けをしてくれます。

なぜ、ポリガットが回転に適しているのでしょうか。それは、ポリガットの素材ポリエステルに秘密があります。

ポリエステルは素材が硬いため、テニスボールを回転させるために必要な下から上のスイングをした下際に、動いたガットが元の位置に戻ろうとします。

そうすることで、回転量をより上げてくれる効果があります。

ナイロンからいきなりポリに変えてしまうと、あまりの打感の硬さにボールが飛ばなくなったり、怪我の原因になったりしてしまいます。

そんな時、ハイブリッドにすることによって、ナイロンのボールの飛びにプラスしてポリ特有の回転をかける要素も作り出すことができます。

メリット③|組み合わせ次第でお好みの打感に

今までご紹介してきた通りストリングスは、それぞれの特徴が色濃く出ます。そのため、ナイロンで回転をかけようとしてもなかなかかからず、ポリでボールを飛ばそうとしてもなかなか飛ばないということになってしまいます。

また、ナイロンには、反発に特化したストリングスや柔らかい打感に特化したストリングスがあり、ポリには耐久性に特化したストリングスや回転に特化したストリングスが存在します。

反発に特化したナイロンガットに回転に特化したポリを組み合わせれば回転と反発の両方を手に入れることができますよね。

ガットによって特徴は様々なので、組み合わせ次第によって自分好みの打感を追求できる点もハイブリッドガットの良いところです。

ハイブリットガットの組み合わせ

テニスラケットに張るストリングスは、縦糸と横糸を編み込むようにして張ってあります。ハイブリッドでは、縦糸と横糸のガットの種類を変えることです。

では、ポリガットは縦糸と横糸のどちらに持ってきた方がよいのでしょうか。また、ポリガットを縦糸にした場合と横糸にした場合だと何が変わるのでしょうか。

実は、ポリガットを縦糸にするか横糸にするかで、テニスボールに加える変化は大きく変わっていきます。

縦がポリガットの場合と縦がナイロンの場合について、詳しく解説していきます。

組み合わせ①|縦ポリ×横ナチュラルorナイロン

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ハイブリッドで縦糸をポリガットにすると、回転量と耐久性があがります!

その理由は、テニスボールに回転をかけるために影響を与えるのは縦ガットだからです。

ストローク時はラケットを下から上または上から下に動かすことで回転がかかっていき、縦糸が直接回転をかけるための働きをするのです。

また、回転をかけるということは縦糸が動くということになるので、縦糸の擦り切れる速度が速くなってきます。

そのため、縦糸にポリガットを張ることによって回転と耐久の両方を補うことができるのです。

横糸に柔らかい素材のガットをもってくることで、ポリだけの打感よりもマイルドになるため、ハイブリッドのメリットを最大限生かせます。

ハイブリッド初心者の方は、まずは縦ポリ横ナイロンの組み合わせで張り替えることをおすすめします。

組み合わせ②|縦ナチュラル、ナイロン×横ポリ

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ハイブリッドで縦糸をナチュラルガットやナイロンガットにすると、楽にボールを飛ばせるようになります。

逆に、縦糸は回転をかけるのに重要な役割をする糸なので、縦をナチュラルやナイロンにすると回転量は減ります。

そのため、ナイロンの打感はそのままで、耐久性も上がるといった特徴となります。

プレースタイルがフラット系で、ドロップやボレーなどの繊細なタッチを追求したい方におすすめの張り方になります。

ハイブリッドの性能を最大限発揮している方は縦糸ポリ×横糸ナチュラル、ナイロンとなりますが、

ナイロンだと飛びすぎる、ポリだと自身のプレースタイルを最大限生かしきれないという繊細な打感を持っている方には、こだわりの打感を手に入れることができるでしょう。

ハイブリッドガットのまとめ

現代のテニスはパワーテニスとなり、ストローク主体のスポーツになっています。

そのため、ボールに勢いが出せて、なおかつ回転をかけられるハイブリッドはここ数年で主流の張り方となってきています。

もし、今の打感に満足していない方は、ハイブリッドに挑戦してみてはいかがでしょうか?

特に、ナイロンを使用していてもっと回転量を増やしたいと思っている方や、ポリだと硬すぎるけどナイロンだと柔らかすぎるといった方、新しい打感を手に入れたいと思っている方はハイブリッドにすることで、テニス技術の向上につながる可能性が大いに期待できます!

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